S-CAT
CAT(CreditAuthorizationTerminal)と呼ばれる「信用照会端末」にはいくつかの種類があります。
S-CAT はそのうちのひとつで、基本的にはクレジットカード会社と加盟店を結ぶオンラインネットワークですが、通常のCATが行う信用認証と違い、用途が絞られた機能に特化しています。
一般的にCATは、利用者が提示したクレジットカードが、紛失したもの、若しくは盗難や偽造などの不正がないかを確認する為、ネットワークを通じてそのカードの信頼性を照会し、加盟店に伝達します。
S-CAT は、そういった詳細なクレジットカードの信頼性を確認するものではなく、オーソリゼーション(承認番号発行)を行うために存在する、簡易型情報端末といえます。
オーソリゼーションとは、クレジットカードの加盟店に対してカード利用者が、ある定められた金額(フロアリミット)以上の支払いをクレジットカードで要求してきた場合に、カード会社に対して信用供与の承認番号を得る為の照会をすることで、要は簡易的にクレジットカード利用の了解を得る為のやり取りということです。
これにより、処理がスピーディになり、利用者は買い物などがより手軽に済ませられるということになるのです。